12歳から雑誌専属モデルや広告、ショー、CMなどで活動し、とても華やかな中で常に個性や美しさが求められる世界で過ごしていました。
平穏な日々を過ごしていたある日、癌を宣告されました。子宮癌でした。

この先どうなるのかという不安の中、２度目の手術で子宮全摘出となり、私は女性としての自信を全く失ってしまったのです。

子供もおりませんでしたから、自分がまるで欠陥品になってしまった気がして笑顔になる事さえできませんでした。
そんな中、私に自信を取り戻してくれたのは「歩くこと」でした。

手術後のリハビリで最初は５歩しか歩けなかったのが１０歩、３０歩と歩けるようになり、沈んだ気持ちが晴れやかになっていきました。
うつむいていた気持ちも前向きになり、顔を上げ、自分への希望が湧いてきたのです。

同じ入院患者の女性が私に言いました。
「私もあなたのように綺麗に歩けるようにリハビリを頑張る！」と。

自分を磨き輝くことで得られる美の効果は
周りの人さえも勇気づけることができると気付いたのです。

美しさの本質とは自分が既に持っているものを愛し磨いていくこと。
言葉・思考・五感・体・歩き方・所作・・・
私達女性は、どんな環境でも自ら美しくなれる力があります。そして、何歳からでも美しくなれる力を持っています。

「自分に自信が持てない」「変わりたい」「もっと輝きたい」と願う全ての女性の背中を押し続けること、それが私の使命です。